はじめに
今回紹介するのは、幻竜族のシンクロテーマ【相剣】です。OCGでも『マスターデュエル』でも登場当初から対戦でよく使用されるテーマです。デスピア・ドラグマ・スプリガンズ・鉄獣戦線とともにOCG11期のストーリーで中心的に登場するテーマになっています。そのため今後も強化があると考えられます。
それでは早速紹介していきます。
強み
相剣モンスターと幻竜族モンスターで展開できる
相剣モンスターは幻竜族で統一されており、「相剣師-莫邪」と「相剣軍師-龍淵」は手札の幻竜族または相剣モンスターを使用して展開します。相剣モンスターは「龍相剣現」で手札に加えられるため、二枚で展開するテーマの中でも安定して展開することが出来ます。
また同じく幻竜族で構成されている【天威】テーマのモンスターカードと相性が良く、幻竜族の水増しと展開を伸ばすことが出来ます。特に「天威龍-アシュナ」・「天威龍-ヴィシュダ」はどちらも自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に手札から特殊召喚できる効果です。
自由枠が多い
上記の強みと関わっているのですが、テーマ内で動きが完結しているため、手札誘発やドロー系のカード、汎用罠カードをデッキに積むことができます。
対戦でよく使用されているデッキの対策やギミックに対して柔軟に変更できるため、環境に合わせてデッキを構築できます。
弱み
召喚権を使用したモンスターの効果を防がれると弱い
このテーマは「龍淵」と「白の聖女エクレシア」以外の展開するモンスターは基本召喚・特殊召喚して効果を発動するため、召喚権を使用して発動したモンスターを妨害されると非常に厳しくなります。
「無限泡影」や「エフェクト・ヴェーラー」で「赤霄」、「莫耶」の効果を妨害されると展開が一気に弱くなり、展開できたとしても多くのリソースを使用しなければならないため、有利な状況を作ることが出来ます。
基本的な展開方法
莫耶・幻竜族モンスター1体
- [莫耶」を通常召喚。
- 手札から幻竜族モンスターを1体見せて「莫耶」の①の効果を発動。
- トークンを特殊召喚する。
- トークンと「莫耶」で「赤霄」をシンクロ召喚。
- 「赤霄」の効果をチェーン①、「莫耶」の効果をチェーン②で発動。
- 「莫耶」の効果で1枚ドロー。
- 「赤霄」の効果で「相剣暗転」を手札に加える。
フィールドのモンスター効果を無効にできる「赤霄」を展開しながら、2枚破壊できる「暗転」を手札に加えることができます。
チェーンを「赤霄」を①、「莫耶」を②にして「灰流うらら」を致命的に受けない順番にしていますが、逆であれば手札誘発を手札に加える可能性が高くなります。
龍淵・莫耶・幻竜族モンスター1体
- 「莫耶」を通常召喚。
- 手札から幻竜族モンスターを1体見せて「莫耶」の①の効果を発動。
- トークンを特殊召喚する。
- 幻竜族を墓地へ送り、手札の「龍淵」の効果を発動。
- 「龍淵」を特殊召喚し、トークンを特殊召喚。
- 「龍淵」とトークンで「フルール・ド・バロネス」をシンクロ召喚。
- トークンと「莫耶」で「赤霄」をシンクロ召喚。
- 「赤霄」の効果をチェーン①、「莫耶」の効果をチェーン②で発動。
- 「莫耶」の効果で1枚ドロー。
- 「赤霄」の効果で「相剣暗転」を手札に加える。
この展開で3回の妨害が可能です。「バロネス」を先に召喚するのは、「ニビル」の効果を防ぐためです。
おわりに
如何でしたか。見た目も格好良く展開方法も分かりやすい【相剣】の紹介でした。
『マスターデュエル』では【相剣】が多く収録されていたパックが無くなってしまったため、構築難度が上がってしまいましたが、このテーマだけで長く戦い続けることができます。
この紹介で組んでみていただければ幸いです。よければ他のテーマ紹介も読んでいただけると幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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